Quantcast
Channel: Charlieのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 42

引きこもりて書を読む 3

$
0
0




『蒸気機関車200年史』も、日本の蒸気機関車至上主義だった俺の思い上がりをポキッと折ってくれた。

当たり前の話だが、日本の蒸気機関車ファンは、日本のカマを愛し、C51が巨大な動輪を有する高速機関車で、C62
を最強の機関車と信じ、最先端の技術が咲き誇っているように思う。

もちろん、俺もそうだった。

そりゃそのはず。
いろんなマニアックな本を読み漁っても、触れてあるのは日本のカマばかりなので、世界の機関車と比べてどこがどうと書いていないからだ。

C51の唯一の美点は狭軌としては動輪が当時は一番大きかったとか、C62よりはるかに大きな狭軌のカマが南アフリカで活躍しているとかは書いていないのだ。

つまり、日本の中での技術論であり、世界の最先端のテクノロジーに触れることなく、我々の思い出と日本の情景の中を逞しく雄叫びを上げる姿と重ね合わすのみなのだ。

この分厚い本を読んだときは、誉を詳しく知ったときの、思い上がりがをバッサリ切られた感触に似ていた。

狭軌の不利はあったとしても、複式、動輪回転数、ベアリングなどはるかに優れた技術を求めても良かったのかもしれない。

また、日本の蒸気ファンは満鉄にあまり興味を示さない。

つづく


Viewing all articles
Browse latest Browse all 42

Trending Articles