大阪日本橋三丁目の仏壇屋のいとさんだった母。
まぁ、大阪という都会のお嬢さんだったらしい。
母は、俺がガキの頃から、自分の幼少記のこと、そのときの景色や周りの人達、自分の住んでいた街のことを俺に話してくれた。
俺は大阪の東の外れの田舎育ちだが、そんなわけで、なんとなく大阪の昔の街のことをイメージとして持っていた。
昔の歌舞伎座の近くにあったうどん屋、千日デパート、昔のミナミの中心地の戦前、戦中、戦後。
そんなものを改めて知りたい、読んでみたい、そんなものを書いているものは無いのか?
あった、それが織田作之助だった。
また、思い付いたように、Amazonを頼りに探して、手に入れることに。
昔から母が織田作之助という名前を口にしていたのを覚えているが、読むのは初めて。
Amazonのおかけだと思う。
フツーの本屋で見かけないもんね。
代表作は、『夫婦善哉』で、一気に読んでしまえる短めのお話。
短編が多いので、これまた次々と読んでしまった。
文学論はついていけないが、坂口安吾のようなヤバさと切れ味、そして大阪の街並みと空気と人々の営み、加えて大正から昭和初期の母が話してくれた時代を感じる。
気候の良いうちに大阪の街をあるいてみよう。
今、読書の秋を迎えて、読むことはスローダウン。
なぜなら、読んだ本のことを日記に書き留めたくなったから
書いたら読めず、読んだら書けずなんだよね。
おしまい