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柴田錬三郎さんの本で十分楽しかったけど、そう言われると池波正太郎さんとはどんな人、何を書いたのと知りたくなる。
早速、WikipediaやAmazonで検索してみると、なーんだ梅安先生を書いた人なのか。
有名やんか。
藤枝梅安先生と言えば、ちょうど中学生のころ、テレビで必殺仕掛人が始まり、確か緒形拳さんが演じていたと思う。
なんか、エロチックで、ガキの知らない大人の裏社会を垣間見た気がしたものだ。
早速、梅安シリーズを買い集めて読み出すと、直ぐにその世界に引き込まれた。
ひとつは、江戸の街と文化が感じられること。
登場人物の歩く道、住む家、当時の景色が描かれている。
元々、江戸時代と江戸の街にとても興味があったので、知りたかったその時代と場所の空気を感じる。
江戸の街の古地図を入手し、話の中に出てくる辺りに見当をつけ、現代の地図とストーリーを重ね合わせてみる。
今の佇まいの雰囲気を醸し出している素に想いを巡らす面白さ。
もうひとつは、食べ物だろう。
江戸の食文化にも興味があったので話の中に出てくるものには、そそられた。
ひとつ挙げれば、あさりの剥き身と大根の千六本だけの鍋。
夏に読んだので、直ぐには試せなかったけど、これからの鍋シーズンには我が家にも登場するだろう。
あまりに美味しそうなものばかりなので、池波正太郎さんの食べ物の本はかなり探して読んだ。
江戸の街を巡っていると、今度は大阪の空気を吸いたくなった。
つづく